これまでに頂いた演奏家のオートグラフ(いわゆるサイン)や、写真を、ここに載せて、思い出を語りたいと思います。
更新していきますから、時々のぞいて下さい。(文中、親しい方以外は、特に外国人の方には、敬称をつけていません。巨匠に敬称をつけるとちょっとおかしな表現に感じますから。かといって、敬称をつけた方が巨匠で無いという意味ではありません。)

私がコンチェルティーノ・ディ・キョウトに入れて頂いた時のゲストが、フルートの巨匠、ルイ・モイーズでした。
ブログの日記にも書きましたが、20世紀最高のフルーティストと言われた、マルセル・モイーズのご子息です。
ここを読まれた方が、ウィキペディア等で、色々な方の詳しい情報を得て頂く事を期待しています。

タイトルを「オートグラフ・写真」と変更して、第1号の写真です。
第一ヴァイオリンを弾いておられるのは、アーノルド・ベルニックという方で、ハイフェッツの演奏しているメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲で、共演しておられる方です。その演奏のヴィオラは、当然プリムローズです。

石上真由子さんは、八面六臂の活躍中ですが、スズキメソード京都出身です。
私の生徒さんではありませんでしたが、弦楽合奏科Bクラスでは、私の指揮で、コンミスを弾いてくれました。
ミクロシュ・ロージャの弦楽のための協奏曲、ジェミニアーニのラ・フォリア等では素敵なソロを、コンチェルティーノ・ディ・キョウトの60周年記念演奏会では、モーツァルトの3番の協奏曲の名演奏を残してくれました。
スズキメソード京都2019年度卒業演奏会では、ホールで演奏できずに、サロンを借りての演奏になりましたが、コンミスを引き受けて下さり、ソロを弾いた生徒さんにとって、良い思い出となりました。ギャラリー内URLの演奏も見て下さると有り難いです。

加藤文枝さんは、若手チェリストとして活躍中ですが、私のクラスのミニコンサートには、中学生の頃から来て頂いていました。
そのほか、新井先生の追悼演奏会や、スズキ・メソード関西地区でブライアン・ルイスとチャイコフスキーの協奏曲を演奏させて頂いた時など、快くお手伝いに来て下さいました。

今井信子さんと、アレクサンダー・シュナイダーのオートグラフです。
今井さんは、日本を代表するヴィオラ界の重鎮です。
アレクサンダー・シュナイダーはブダペストカルテットのメンバーとして有名ですが、カザルスホールで開催されたアマチュア室内楽フェスティヴァルのゲストとして来られていたときに、頂いたものです。
1971年、国連でカザルスが指揮されたバッハの二つのヴァイオリンの為の協奏曲で、アイザック・スターンとソロを弾かれました。

サミュエル・サンダースの譜めくりをさせて頂いたときは、このロニー・ロゴフのリサイタルでした。
昔、チェレビダッケ指揮でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲をFM放送で聴きました。LPも何枚かあります。

昴21弦楽四重奏団の皆さんです。チェロの玉川さんにお願いしました。
スズキ出身の玉川さんとは、夏期学校オーケストラで何度かご一緒しました。

京都市交響楽団、ヴィオラ首席の小峰航一さんです。既に、ご活躍中ですが、ますますの活躍を期待しています。
加えて、ヴィオラ奏者の方とはプリムローズ談義に花が咲くので、楽しいです。

1979年、木曽福島音楽祭で、35年ぶりに再結成されたプリムローズ・カルテットのオートグラフです。
オリジナルメンバーはジョゼフ・ギンゴールドでしたが、残念ながら参加できず、代わりにクリストファー・キンバーという方が代演でした。
このときの演奏に関しては、他のところで詳しく触れたいと思います。

敬愛する豊田先生に書いていただきました。パイヤール合奏団のコンサートマスターで知られる、ジェラール・ジャリとのイザイの二重奏のLPです。
豊田先生には関西地区の上級生によるオーケストラで、ベートーベンの交響曲を三回指揮していただきましたが、かけがえのない貴重な体験でした。

これまでは、認識のある演奏家でしたが、これは、ファンとしてオートグラフを頂いたものです。
当時、若手であったお三方ですが、今や巨匠の域に到達されています。貴重品です。

アメリカのスズキメソードで、ご夫婦揃って重要メンバーの、ヴィオラ奏者ウィリアム・プリューシルのオートグラフです。
松本でヴィオラのワークショップがあったときに、LPを持参して、頂いたものです。
ご子息のウィリアム・プリューシル・ジュニアは1995年以来、クリーブランド管弦楽団のコンサートマスターです。

モーリス・ジャンドロンのオートグラフです。ジャンドロンと言えば、ポール・トルトゥリエ、ピエール・フルニエ、アンドレ・ナヴァラと並ぶフランスチェロ界の巨匠ですが、1980年にコンチェルティーノ・ディ・キョウトと共演の機会を得、指揮者として一曲を、チェリストとして二曲のチェロ協奏曲のバックで弾かせて頂きました。
カザルス指揮で演奏されたハイドン、ボッケリーニの協奏曲の名演奏等、忘れることの出来ない巨匠です。

バルトークのヴィオラ協奏曲、作曲を依頼したウィリアム・プリムローズのオートグラフです。
幸いにも、三度、色々な形でレッスンを受けさせて頂く事が出来ました。
プリムローズは、20世紀最高のヴィオラ奏者と言われた方で、ここで何を書いても不十分ですが、数多くの残されたレコーディングは宝の山です。

イスラエル出身のピアニスト、ダニエル・アドニです。
昨年、指揮者オットー・クレンペラーのラスト・コンサートのCDを購入しましたが、その時のソリストがアドニで、彼のデビュー・コンサートのはずです。クレンペラーとの共演でデビューとは、すごいことです。
1975年に来日されたときに出会い、1982年スズキメソードのテンチルドレンツアーに付き添い指導者の末席でイギリスに行った折、バービカンホールの楽屋で再会、2005年の1000人のチェロコンサートで、みたびお会いしました。

サミュエル・サンダースと言えば、パールマンのパートナーとして有名ですが、ロニー・ロゴフというヴァイオリニストのリサイタルで、ピアノを担当され、私が譜めくりをしました。ブライアン・ルイス先生(ヴァイオリニスト)から1999年に亡くなられたとお聞きして、とても残念でした。

フェリックス・アーヨと言えば、ヴィヴァルディの「四季」、ヴィヴァルディの「四季」と言えばフェリックス・アーヨですが、コンチェルティーノ・ディ・キョウトと3回の、共演の機会がありました。3回ともメインはヴィヴァルディの四季でした。
3回目には、チャイコフスキーの弦楽セレナーデのコンマスをお願いし、私が指揮をさせて頂きました。
翌日のパーティーでは、メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲第1楽章をご一緒させて頂きました。お弾きになったCDがありますが、アーヨ氏自身が、イ・ムジチ時代のもっとも満足のいく録音のひとつであったと仰っていました。