ご家族へのお願い

レッスンにはお母様が付き添われたり、お父様だったりしますので、タイトルはご家族としました。
代表して、「お母様」と表現しておきます。
スズキメソードは、お母様と指導者が協力して、子供達に立派に育って欲しいという教育法です。
ご家庭ではお母様が先生です。生徒さんと一緒に、ヴァイオリンや音楽に関する知識を得ていただくと、とても楽しい経験だと思います。
ヴァイオリンに関する書籍として、「ヴァイオリン各駅停車」という本を紹介させていただいています。皆さんお持ちだと思います。(お持ちで無い方は是非お求め下さい)
とある方の、この本に関する感想が「役に立った」とか「参考になった」では無く「とても、面白かった」というものでした。
その観点で、いつも手元に置いて、お読み下さい。
さて、レッスンに関しては、可能な範囲で結構ですから、補佐してあげて下さい。
先生用の楽譜への記入を、普段の練習用の楽譜に書き入れがしてなかったら、一緒にご確認下さい。
(ご家庭で先生用の楽譜で練習して、レッスンでは異なる記入の楽譜を見て、間違える生徒さんがいます)
駒が傾いていないか、弦が錆びていないか、弓の毛が汚れていないか、楽器の表板が松ヤニの粉で汚れていないか等々、ご確認下さい。
ひとつ、例を書いておきます。
指導者としては、間違いを指摘したら、生徒さん本人は当然のこととして、お母様もレッスンに同席しておられるのですから、協力して直してきて下さると信じています。でもお母様方にとって、「最近は、曲が難しくなってよくわかりません」とか「曲について行けません」といった事や、「言うことを聞いてくれません。先生に言われたことを直した?と尋ねると、直した!と返事が返ってきます。」そんな事態もあるかも知れません、そのような場合、「言い訳」と考えずに、先生に御報告下さい。


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