伴奏に関する雑感

まず、伴奏という言葉が、脇役感を拭えないので、ちょっと抵抗があります。例えば、ベートーベンのヴァイオリンソナタは、ピアノ伴奏付きのヴァイオリンソナタでは無く、ヴァイオリンとピアノの二重奏ですから。でも他に言葉が無いので、、、
私のクラスのミニコンサートでは、ピアノ伴奏だけで無く、二重奏にしたり、弦楽四重奏伴奏にしたり、弦楽三重奏伴奏にしたりしています。
松本の夏期学校では(コロナさえ無ければ、ずっと毎年)オーケストラとの共演で、協奏曲の演奏が展開されます。
スズキメソード京都では、卒業演奏会で、高等科以上の協奏曲を弦楽伴奏、オーケストラ伴奏で実施しています。
昔、私の教室から引っ越して行かれた方が、どこの教室に行っても、オーケストラ伴奏が普通だと思っておられて、ショックを受けたと、後から聞いたことがあります。
作曲者の意図した形での演奏なのですが、理想的な形と判断されたり、画期的な形と思って下さる方もいます。
これからも、この形で続けていけるかは解りませんが、育ってきた生徒さんの為には、この経験を皆さんにと思っています。




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雑感2月12日