感じていること

最近、NHKの新・映像の世紀という番組を視聴しました。
第二次大戦中の、数多くの事実を見せられて、かなり複雑な思いです。
一例として、ナチス・ドイツのために第九を指揮している、フルトヴェングラーが映っていました。
私の尊敬していたチェロの先生が亡くなられて、8年ほどになりますが、ついこの間のことに感じています。
日本が終戦を迎えて、私が生まれるまで、8年しか経っていません。
その歴史の「近さ」を痛感しています。
1988年に、スズキメソードの各地の生徒さんによる弦楽オーケストラで、東ドイツに演奏旅行に行きました。
私は、指導者、演奏メンバ-の一人として同行させていただきましたが、バスで移動中に、喉が渇いたのでバスを停めて、みんなにジュースを買って飲みました。
道路脇のちょっとスペースのあるところで、喉を潤していて、ふと、そこにあった柵に掲げられた看板に眼が止まりました。
そこは、大戦中の収容所跡でした。
多くの、ショッキングなホロコーストの映像を思い出していました。
そして、この本のことも。
翌年には、壁崩壊という歴史上の大きな出来事がありましたが。

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